小林秀雄全文芸時評集
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書誌事項
小林秀雄全文芸時評集
(講談社文芸文庫, [こB3],
講談社, 2011
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- タイトル読み
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コバヤシ ヒデオ ゼン ブンゲイ ジヒョウシュウ
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注記
底本: 上:新潮社刊『小林秀雄全作品』1〜5 (2002年10月〜2003年2月), 下:同刊『小林秀雄全作品』5〜14 (2003年2月〜2003年11月)
シリーズ番号はブックジャケットによる
年譜: 下p301-310
著書目録: 下p311-315
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062901291
内容説明
懸賞評論「様々なる意匠」二席入選の翌年(昭和五年)、「アシルと亀の子」で、文芸時評家として文壇に登場した小林秀雄。当時隆盛を極めたマルクス主義文学の観念性を衝き、また心理小説、私小説、行動主義等、あらゆる文学潮流にも与することなく、孤高を持し、本質的で独創的な論を展開。そこには個々の作品を論じつつも、批評という行為それ自体を問う、“近代批評”誕生のドラマがあった。
目次
- 昭和五年(アシルと亀の子;文学は絵空ごとか ほか)
- 昭和六年(マルクスの悟達;文芸時評 ほか)
- 昭和七年(梶井基次郎と嘉村礒多;現代文学の不安)
- 昭和八年(故郷を失った文学;文芸月評 ほか)
- 昭和九年(文学界の混乱;新年号創作読後感 ほか)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062901307
内容説明
昭和九年の後半から、文芸時評から身を退く昭和十六年八月までの二十七篇を収録。時代は日中戦争へ、さらには太平洋戦争へと緊迫するなか、マルクス主義壊滅後の中心的批評家として、いかなる文芸時評が可能であったか。戦争目的の是非を論ずることの無意味さをいだきつつ、「当麻」「無常といふ事」「西行」など一連の古典論へと沈潜していくその後の小林を予感させる、貴重な一冊。
目次
- 昭和九年
- 昭和十年
- 昭和十一年
- 昭和十二年
- 昭和十三年
- 昭和十四年
- 昭和十五年
- 昭和十六年
「BOOKデータベース」 より