共同体の救済と病理
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共同体の救済と病理
作品社, 2011.6
- タイトル読み
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キョウドウタイ ノ キュウサイ ト ビョウリ
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内容説明・目次
内容説明
人々が“オンリーワン”をもとめる「私」化した現代、人が共同体に吸い寄せられ絡め取られる。共同体は、“共同性”を結ぶ者たちの夢でありまた背理である。不気味に液状化する現代社会で、「救いの共同体」を構築しようと蠢動する私たちの欲望の夢と病を剔抉。古代ユダヤ人、預言者、キリスト教、コミューン、ファシズム、カルト宗教…紀元前から21世紀まで。戦争、テロ、大震災…時代の危機のなか反復される不気味な「共同性」への欲望を撃つ。ラディカリズムのバイブル『叛乱論』後の本格的著作。
目次
- 序章 ハンナ・アレントとコミューン主義
- 第1章 罪悪感共同体—フロイトの集団論
- 第2章 前衛党の心理学
- 第3章 立ち帰る歴史—申命記共同体
- 第4章 預言者たち—苦難の歴史と救済
- 第5章 自由の専制—人民寺院
- 第6章 オウム真理教団とテクノロジー
- 第7章 アジテーター、パウロ
「BOOKデータベース」 より