昭和二十年夏、僕は兵士だった
著者
書誌事項
昭和二十年夏、僕は兵士だった
(角川文庫, 16876)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2011.6
- タイトル別名
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昭和二十年夏僕は兵士だった
昭和二〇年夏僕は兵士だった
- タイトル読み
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ショウワ 20ネン ナツ、 ボク ワ ヘイシ ダッタ
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注記
『昭和二十年夏、僕は兵士だった』関連年表: p301-306
内容説明・目次
内容説明
かれらもまた、あの夏、ひとりの兵士だった。俳人・金子兜太、考古学者・大塚初重、俳優・三國連太郎、漫画家・水木しげる、建築家・池田武邦。廃墟の中から新しい日本を作り上げた男たちの原点は、太平洋戦争の最前線で戦った日々にあった。何もかも失った若者は、どのようにして人生を立て直したのか。過酷な戦場体験と戦後の軌跡を語り尽くした感動のノンフィクション。巻末に児玉清氏との対談を収録。
目次
- 賭博、男色、殺人—。南の島でわたしの部下は、何でもありの荒くれ男たち。でもわたしはかれらが好きだった。(金子兜太)
- 脚にすがってくる兵隊を燃えさかる船底に蹴り落としました。わたしは人を殺したんです。一八歳でした。(大塚初重)
- 逃げるなら大陸だ。わたしは海峡に小舟で漕ぎ出そうと決めました。徴兵忌避です。女の人が一緒でした。(三國連太郎)
- もうねえ、死体慣れしてくるんです。紙くずみたいなもんだな。川を新聞紙が流れてきたのと同じです。(水木しげる)
- マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦、そして沖縄特攻。二〇歳の頃に経験したことに比べれば、戦後にやったことなんか大したことない。(池田武邦)
- すべてを失った若者たちの再生の物語—対談 児玉清×梯久美子
「BOOKデータベース」 より