経済発展と民主革命 : 1975-1990年
著者
書誌事項
経済発展と民主革命 : 1975-1990年
(岩波講座東アジア近現代通史 / 和田春樹 [ほか] 編集委員, 9)
岩波書店, 2011.7
- タイトル別名
-
経済発展と民主革命 : 一九七五-一九九〇年
- タイトル読み
-
ケイザイ ハッテン ト ミンシュ カクメイ : 1975 1990ネン
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注記
年表: p2-4
文献一覧: 各論末
内容説明・目次
内容説明
ベトナム戦争終結後も緊張関係は続き、二つの同盟の接点では、カンボジア内戦、中越戦争、ソ連のアフガン侵攻といった紛争が生じた。東南アジア海洋部ではASEANが地域秩序の創出に成功し、国際関係での発言権を高めていく。東アジア各国はめざましい経済成長を見せ、周恩来・毛沢東を相次いで失った中国も改革開放政策をとり、市場経済化・国際経済との一体化を進めた。一方、韓国、フィリピンでは民主化運動が始まり、やがて市民革命が勝利する。社会主義は求心力を弱め、ペレストロイカ路線は冷戦の終結をもたらしたが、まもなくソ連は解体した。
目次
- 通史 経済発展と民主革命—一九七五‐一九九〇年
- 通空間論題(日本と成長のアジア;日本の地域構想とアジア外交;アジアにおける冷戦構造の変容と地域紛争—米中和解からソ連のアフガニスタン侵攻へ)
- 個別史/地域史(民主化と革命(韓国民主革命;「中華民国台湾化」の展開—台湾における「七二年体制」下の政治構造変動;ビルマの民主化運動と弾圧;改革開放と天安門事件);市場化と開発体制(一九八〇年代の韓国経済と財閥—民主化と自由化のはざまで;マレーシアのエスニック政策とルック・イースト政策;中国社会主義市場経済への道;ドイモイ路線の起源と展開);冷戦の解体とソ連社会主義の終焉(ソ連のアフガン侵攻;北朝鮮 危機からの脱出を求めて;ゴルバチョフの東アジア政策;「戦後政治の総決算」))
「BOOKデータベース」 より