厳復 : 富国強兵に挑んだ清末思想家
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厳復 : 富国強兵に挑んだ清末思想家
(東方選書, 41)
東方書店, 2011.7
- タイトル読み
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ゲン フク : フコク キョウヘイ ニ イドンダ シンマツ シソウカ
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注記
引用・参考文献: p328-334
年譜: p335-343
内容説明・目次
内容説明
アヘン戦争後の内憂外患から辛亥革命へ。近代国家へと生まれ変わる中国に生きた啓蒙思想家であり、魯迅にも強い影響を与え、日本の福澤諭吉にも比肩される厳復(一八五四〜一九二一)の生涯を描く。黎明期の海軍学校に学んだ少年時代と英国留学を経て、日清戦争の敗北に衝撃を受けた厳復は、救国のための精力的な言論活動を開始する。『天演論』などの訳著を世に問う一方、北京大学の維持・改革にも尽力。そして晩年、第一次大戦の殺戮を目の当たりにした厳復が『荘子』に傾倒した理由とは。列強による民族淘汰の危機感の下、祖国のために「富強」を追求した厳復の姿を、同時代に富国強兵への道を歩んだ日本をも視野に入れながら、共感を込めて描く評伝。
目次
- 第1章 少年時代の環境
- 第2章 福州船政学堂時代
- 第3章 実習航海と台湾従軍
- 第4章 英国留学時代
- 第5章 北洋水師学堂時代
- 第6章 甲午戦役(日清戦争)
- 第7章 変法維新運動
- 第8章 翻訳活動
- 第9章 生々流転
「BOOKデータベース」 より