「安全第一」の社会史 : 比較文化論的アプローチ
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書誌事項
「安全第一」の社会史 : 比較文化論的アプローチ
社会評論社, 2011.7
- タイトル別名
-
A social history of "safety-first" as slogan in modern Japan : for a comparative cultual approach
A social history of "safety-first" as slogan in modern Japan : for a comparative cultural approach
安全第一の社会史 : 比較文化論的アプローチ
- タイトル読み
-
アンゼン ダイイチ ノ シャカイシ : ヒカク ブンカロンテキ アプローチ
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注記
博士学位論文「『安全第一』理念をめぐる日本文化論的研究 - 『safety-first』と『安全第一』とのあいだ -」(九州大学, 2010年) に大幅な改稿を施したもの
表紙および標題紙の欧文タイトル (誤植): A social history of "safety-first" as slogan in modern Japan : for a comparative cultual approach
参考文献: p221-226
内容説明・目次
内容説明
日本特有の「安全神話」はどのように形成されたか。なぜ日本人に「安全」という考え方が根付かなかったのか。「safety‐first」の淵源をたどり、近代日本の「安全第一」概念の構築過程を歴史文化論的観点から紐解く。原子力発電の「安全神話」崩壊の根源を問う論考。
目次
- 序章 なぜいま「安全第一」なのか?
- 第1章 「安全」をめぐる諸研究と本書の視座
- 第2章 言説形成より見た日本的「安全第一」—戦前・戦中期(民間主導の時代;国家による間接的関与の時代;国家による直接的支配体制への移行)
- 第3章 言説形成より見た日本的「安全第一」—高度経済成長期(労働災害の急増と「安全」意識の再燃—マニュアル化される労災イメージ;創出される労災イメージ—労働省の指定工場化)
- 第4章 社員教育システムを通じた「安全第一」の実践(安全教育という名の「監視」;「安全」テキストによる教育実践—原著と翻訳の比較から;ねじ曲げられたハインリッヒ理論—灘吉資料に見るテキスト化の軌跡;生き抜くための「戦術」—生活知による「安全」の読み替え)
- 終章 要約と展望
「BOOKデータベース」 より