海人と天皇 : 日本とは何か
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海人と天皇 : 日本とは何か
(朝日文庫)
朝日新聞出版, 2011.8
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海人と天皇 : 日本とは何か
- タイトル読み
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アマ ト テンノウ : ニホン トワ ナニ カ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784022646200
内容説明
女帝の皇統の永久化を目論む持統天皇。その野心につけ込んだ藤原不比等は、養老律令を恣意的に改竄し、天皇家から絶大な信頼を得る。しかし、そこには藤原家が独裁的な権力を発揮できる仕組みが巧妙に隠されていた。自らの死後をも見据えた不比等の野望は実を結ぶのか—。
目次
- 第1章 七世紀から九世紀の日本
- 第2章 憲法十七条
- 第3章 恒久の宮
- 第4章 藤原不比等
- 第5章 律令を読む
- 第6章 推古天皇と皇極天皇—女帝の登場
- 第7章 持統天皇—神と一体化した女帝
- 第8章 元明天皇と元正天皇—皇統を守った母娘
- 巻冊次
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中 ISBN 9784022646217
内容説明
聖武天皇の母である宮子は「海人の娘」だという伝承が、今も紀州に残っている。しかも、その養父は藤原不比等であるという。歴史の転換期に、不比等の姿が見え隠れするのは、単なる偶然か?彼の妄執は権力のみならず、天皇家に血の繋がりをも求め始める—。
目次
- 第9章 藤原宮子=「海人の娘」の伝承
- 第10章 道成寺の考古学的調査
- 第11章 美術史からみた道成寺の木彫仏
- 第12章 藤原宮子—史実と伝承
- 第13章 魂を鎮める寺
- 第14章 聖武天皇—母の出自
- 第15章 光明皇后—もう一人の“女帝”
- 巻冊次
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下 ISBN 9784022646224
内容説明
僧・道鏡を恋人とした孝嫌女帝は、天皇の位をも彼に譲ろうと画策する。それは、自らが海人の血を引くことに起因する、貴族制破壊への屈折した欲望か。それとも、“国家”と“宗教”の一体化を目指す壮大な政略か。天皇家の血筋を巡る争いの結末は—。
目次
- 第16章 孝謙天皇—平凡な内親王が女帝になるとき
- 第17章 孝謙女帝の平等思想
- 第18章 道鏡—孝謙女帝の恋人
- 第19章 道鏡と皇位
- 第20章 「天皇権力」を復活させた女帝
- 第21章 記紀神話と「天皇」
- 第22章 象徴天皇制と律令
- 第23章 天皇権力の不在—法の魔力
「BOOKデータベース」 より