東アジアの国際秩序と古代日本
著者
書誌事項
東アジアの国際秩序と古代日本
吉川弘文館, 2011.11
- タイトル読み
-
ヒガシアジア ノ コクサイ チツジョ ト コダイ ニホン
大学図書館所蔵 件 / 全144件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
博士論文「古代東アジア地域の外交関係と国際秩序」 (名古屋大学, 2006年) を骨子に、新稿4本を加えたもの
内容説明・目次
内容説明
日本・中国・朝鮮の東アジア地域に、吐蕃・契丹・回鶻など北方・西方の勢力まで視野を広げると、いかなる国際秩序がみえてくるのか。日本の対隋唐・新羅・渤海の対外関係を、外交文書(国書)と外交儀礼(賓礼)から分析。名分関係と服属思想の検討から、文書様式の変遷と儀礼の変化を探り、東アジアの多元的な国際秩序に古代日本を位置づける。
目次
- 古代東アジア地域対外関係の研究動向—「冊封体制」論・「東アジア世界」論と「東夷の小帝国」論を中心に
- 第1部 外交文書と国際秩序(書儀と外交文書—古代東アジア地域の外交関係解明のために;日本の対新羅・渤海名分関係の検討—「書儀」の礼式を参照して;「東天皇」外交文書と書状—倭国と隋の名文関係;慰労詔書・論事勅書の継受—末尾の定型句を中心に)
- 第2部 外交儀礼と君臣秩序(古代倭国・日本の外交儀礼と服属思想;宰相・大臣との会見儀礼と天平六年新羅使;倭国・日本の隋・唐使に対する外交儀礼)
- 第3部 北宋の外交関係と古代日本(唐後半期から北宋の外交儀礼—「対」の制度と関連して;入宋僧成尋の朝見儀礼について—五代北宋の外交関係と僧侶)
- 唐宋期周辺諸勢力の外交儀礼について—「東夷の小帝国」倭国・日本の位置
「BOOKデータベース」 より