東アジアの国際秩序と古代日本

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東アジアの国際秩序と古代日本

廣瀬憲雄著

吉川弘文館, 2011.11

タイトル読み

ヒガシアジア ノ コクサイ チツジョ ト コダイ ニホン

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注記

博士論文「古代東アジア地域の外交関係と国際秩序」 (名古屋大学, 2006年) を骨子に、新稿4本を加えたもの

内容説明・目次

内容説明

日本・中国・朝鮮の東アジア地域に、吐蕃・契丹・回鶻など北方・西方の勢力まで視野を広げると、いかなる国際秩序がみえてくるのか。日本の対隋唐・新羅・渤海の対外関係を、外交文書(国書)と外交儀礼(賓礼)から分析。名分関係と服属思想の検討から、文書様式の変遷と儀礼の変化を探り、東アジアの多元的な国際秩序に古代日本を位置づける。

目次

  • 古代東アジア地域対外関係の研究動向—「冊封体制」論・「東アジア世界」論と「東夷の小帝国」論を中心に
  • 第1部 外交文書と国際秩序(書儀と外交文書—古代東アジア地域の外交関係解明のために;日本の対新羅・渤海名分関係の検討—「書儀」の礼式を参照して;「東天皇」外交文書と書状—倭国と隋の名文関係;慰労詔書・論事勅書の継受—末尾の定型句を中心に)
  • 第2部 外交儀礼と君臣秩序(古代倭国・日本の外交儀礼と服属思想;宰相・大臣との会見儀礼と天平六年新羅使;倭国・日本の隋・唐使に対する外交儀礼)
  • 第3部 北宋の外交関係と古代日本(唐後半期から北宋の外交儀礼—「対」の制度と関連して;入宋僧成尋の朝見儀礼について—五代北宋の外交関係と僧侶)
  • 唐宋期周辺諸勢力の外交儀礼について—「東夷の小帝国」倭国・日本の位置

「BOOKデータベース」 より

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