「テル・ケル」は何をしたか : アヴァンギャルドの架け橋
著者
書誌事項
「テル・ケル」は何をしたか : アヴァンギャルドの架け橋
慶應義塾大学出版会, 2011.11
- タイトル別名
-
Tel Quel
テルケルは何をしたか : アヴァンギャルドの架け橋
- タイトル読み
-
「テル・ケル」ワ ナニ オ シタカ : アヴァンギャルド ノ カケハシ
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注記
「テル・ケル」関連年表: 巻末p32-39
参考文献および関連書籍: 巻末p40-47
読者のためのブックガイド: 巻末p48-60
内容説明・目次
内容説明
フランスの小説家フィリップ・ソレルスが中心となって創刊された季刊前衛文芸誌「テル・ケル」(1960‐1982)。第二次世界大戦後、アルジェリア戦争中という不安定な時代に、戦う集団「アヴァンギャルド(前衛)」の旗手として繰り広げたさまざまな活動を丹念にたどり、「テル・ケル」の思想、文学、政治運動の全容を明らかにする。「テル・ケル」の活動の反響は、ヨーロッパ各国、アメリカ、そして日本にまで及んでいる。しかし、日本で「テル・ケル」の活動の全体像が紹介されることは、これまでなかった。本書は、フィリップ・ソレルスへのインタビューの成果を交え、「テル・ケル」から「ランフィニ」誌への継続を前提に、「テル・ケル」が歴史に刻んだ足跡の意味を問うものである。
目次
- 1章 「テル・ケル」と(その)時代
- 2章 鬼っ子文芸誌の誕生
- 3章 創刊号
- 4章 ヌーヴォー・ロマンからアルトー、バタイユへ
- 5章 「テル・ケル」号のゆくえ
- 6章 バルトとフーコーが「テル・ケル」にしたこと
- 7章 「テル・ケル」の選択、「テル・ケル」の賭
- 8章 Never explain,never complain.「言い訳はしない。不平は言わない。」
- 9章 失われた「時代」を求めて
「BOOKデータベース」 より