夢ナキ季節ノ歌 : 近代日本文学における「浮遊」の諸相

書誌事項

夢ナキ季節ノ歌 : 近代日本文学における「浮遊」の諸相

本堂明著

影書房, 2011.10

タイトル別名

夢ナキ季節ノ歌 : 近代日本文学における浮遊の諸相

タイトル読み

ユメ ナキ キセツ ノ ウタ : キンダイ ニホン ブンガク ニオケル「フユウ」ノ ショソウ

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内容説明・目次

内容説明

混沌と不安の支配する現代都市における解体的な精神状況を、憂鬱や浮浪感覚に焦点をあてつつ表現した佐藤春夫、逸見猶吉、小熊秀雄等の作品の中に読み解くとともに、思想家・藤田省三の批評精神を追尋する。

目次

  • 第1部 彷徨の文学—近代日本における「浮遊」の諸相(初期佐藤春夫・その側面—「放心」と「蛮気」の構造について;夢ナキ季節ノ歌—逸見猶吉「ある日無音をわびて」をめぐって ほか)
  • 第2部 都市の経験—「浮遊」の構造的基点(「銀ブラ」発生前史—都市における仮象性とモンタージュの精神;現代都市への転換—「銀ブラ」発生後史・浮浪文化の全面展開と公的世界の消滅 ほか)
  • 補考 「浮遊」の現在形(彷徨の形姿—映画『霧の中の風景』は東欧革命を予言していたか・西井一夫氏の映画批評への批評;女の「孤独」、かくも深く—アニータ・ブルックナー『英国の友人』 ほか)
  • 第3部 藤田省三考—精神の野党性とは何か(少数派の精神形式とは何か—藤田省三の声の方位について;全体主義と時—藤田省三断章 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB07225360
  • ISBN
    • 9784877144173
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    342p
  • 大きさ
    20cm
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