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死の臨床 : 高齢精神障害者の生と死

松本雅彦, 浅野弘毅編

(メンタルヘルス・ライブラリー, 27)

批評社, 2011.11

Title Transcription

シ ノ リンショウ : コウレイ セイシン ショウガイシャ ノ セイ ト シ

Note

引用文献: 各論末

Description and Table of Contents

Description

死はいつの日か誰にでも訪れる生の終焉。だが、認知症や精神障害を抱えた高齢者への対応は、「ガンの告知」にはじまり、胃瘻増設・延命治療の是非やリビング・ウイル(事前指示書)の意思決定について、本人の判断や意思確認はむずかしい。安楽死・尊厳死、平穏死という言葉の背後に潜む死の欲動と、最期まで生きようとする生の欲動の狭間で、日々、生の終焉に立ち会う医療者の苦悩と逡巡を臨床現場から発信する。

Table of Contents

  • はしがき—精神科病院で迎える「老い」と「死」
  • どちらであっても—死の臨床から
  • 精神科長期入院高齢患者の「死の臨床」を考える—よりよいつい(終)の援助のために
  • 精神科病院における身体合併症治療の現状
  • 精神科病院における身体合併症治療の現状と課題—看護の視点から
  • 精神科病院における身体合併症治療・看護の現状と課題
  • 自分の最期は自分で決める—飯田医師会が作った事前指示書
  • 高齢精神障害者の終末期の医療とケア、特に延命治療と胃瘻造設の是非について
  • 自己決定について—精神障害と終末期医療
  • ターミナルケアにおける癒しのダンス・ムーブメントセラピー
  • 90歳以上超高齢者の診断—認知症の医療を考える
  • 〈ゆらぎ〉の中の死

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