受難の時代
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受難の時代
(京都の昭和文学 / 河野仁昭著, 1)
白川書院, 2011.12
- タイトル読み
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ジュナン ノ ジダイ
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注記
主な参考文献: p286-295
京都の昭和文学I年表: p300-309
内容説明・目次
内容説明
わが国の近代文学にとって昭和初期は、戦争という歴史の逆風が吹き荒れた、軍国思想の跋扈する「暗黒時代」でもあった。本書は、この時期の京都における文学活動の事実を、流派や思想にとらわれることなく丁寧に掘り起こす。それは、昭和一桁世代の著者による、この世代にとっての「暗黒時代」とは何だったのかを問い直す試みでもある。同時に、既刊『京都の明治文学』『京都の大正文学』の補遺として、京都における夏目漱石や徳富蘆花ら3人の文人の姿をひろいあげて紹介。
目次
- 「青空」の青春群像
- 「青樹」と天野隆一
- 「三人」と富士正晴
- 野間宏の青春『暗い絵』
- 天野忠の出発と「リアル」
- 山前実治と京都詩界
- 「車輪」と倉橋顕吉
- 「京大俳句」の輝きと終焉
- 真下五一の京都
- 臼井喜之介の詩と出版業
- 織田作之助と伏見
- 徳富/蘆花の恋『黒い目と茶色の目』
- 山川登美子の京の歌
- 漱石の最後の京都
「BOOKデータベース」 より