多元文化の実践詩考(2000-2008) : 水崎野里子詩論集
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書誌事項
多元文化の実践詩考(2000-2008) : 水崎野里子詩論集
(石炭袋新書 : 詩論・芸術論, 3)
コールサック社, 2008.8
- タイトル別名
-
多元文化の実践詩考 : 水崎野里子詩論集
- タイトル読み
-
タゲン ブンカ ノ ジッセンシ コウ(2000-2008) : ミズサキ ノリコ シロンシュウ
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内容説明・目次
目次
- 第1章 多元文化の実践詩考(多元文化受容とポスト・モダニズム;「現代詩」は難解か;堀田孝一『匂う土』とボルヘス;韓国の詩と日本の詩;「抵抗する叙情」—尹東柱と日本の詩人;沖縄からのメッセージ;沖縄旅行の思い出—多元性と独自性そして独立への道;マイノリティの詩観と「女と国家」;私の現代アイルランド詩の翻訳について;二〇〇六年度イェイツ・サマー・スクールに参加して ほか)
- 第2章 理想の自然と異郷のふるさと(ヘルダーリンとハイデッガー—ヘルダーリンにおける「ギリシア的自然」と「ドイツ的自然」;ドイツでの思い出;「伝統」と「革新」—ドイツ旅行の思い出と中山直子『春の星』;ワーズワース『叙情民謡集』における叙情;「故郷喪失」と「ふるさとハンティング」—佐藤亨氏『異郷のふるさと「アイルランド」国境を越えて』について;テロと愛と平和とナショナリズム—二〇〇六年度イェイツ・サマー・スクール参加(於・アイルランド・スライゴー);「イニスフリー湖島」の思い出;自然と生命と美と喜び—現代のインド詩と日本の英語の俳句に見る「平和」;「宇宙と自然と生命の歌」—現代インド詩人V・S・スカンダ・プラサッドの詩・続;種まきと緑と収穫の詩—岡隆夫に見る「農耕詩」の可能性 ほか)
- 第3章 周辺(フリンジ)の詩人たち(インドの詩人 アフターブ・セットの詩;アイルランドの詩人 ジェイムズ・フェントン;オーストラリアの詩 ヘンリー・ローソン;オーストラリアの詩 モリー・ケネリー;オーストラリアの詩 A・B・パターソン)
- 第4章 多元的な日本文化(鳴海英吉と演歌的叙情;「歌」の復権;追悼—木島始とその仕事;木島始編・野村修訳『ブレヒト詩集』について;口語体会話とライト・ポエムの可能性—木島始の翻訳言語について;マイノリティとしての私の詩;岡本かの子の印象—『老妓抄』のことなど;樋口一葉の短歌と『たけくらべ』について;日本の短歌と「狂」の思想;ジャック・ケアルックの俳句 ほか)
- 第5章 平和と原爆詩運動(芸術としての戦争詩;日本初の完全英語版アンソロジー『戦争と平和詩集』—対訳方式から完全英語版詩集への道;核廃絶に向けて・内と外からの「ヒロシマ・ナガサキ」—高炯烈『長詩 リトルボーイ』と多喜百合子、エルネスト・カーン共著『大量虐殺』;池山吉彬『都市の記憶』—詩人の仕事と使命をめぐって;長津功三良『影たちの墓碑銘』—歴史意識とコミュニティへの努力;御庄博実『原郷』—告発する美しい精神;スイスにおける「原爆体験」—浦上天主堂「黒いマリア像」との出会い;『原爆詩一八一人集』について—英語版を中心に;東大論争四十周年・「開かれた大学」への道—東京大学と東洋大学に於ける「原爆詩」イヴェント;御庄博実氏「核はと人間は共存できない」—ヒロシマ再訪・ヒロシマの詩人との出会い ほか)
「BOOKデータベース」 より