書誌事項

鬼と天皇

大和岩雄著

白水社, 2012.2

  • : 新装版

タイトル読み

オニ ト テンノウ

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注記

1992年1月刊の新装

内容説明・目次

内容説明

鬼は天皇の影法師であり、天皇権力は鬼のイメージと重なっている。天皇の命で鬼を打つ酒呑童子譚やその他の鬼退治物語は、鬼が鬼を討つ話である。鬼は夜あらわれ、空が白むと姿を隠す。天皇も夜明け前に神事を行い、昼間はめったに姿を見せない。「神」に近い存在としての両者の共通点に着目し、日本の精神風土の核心に迫る。影の世界が語る日本精神史。

目次

  • 第1章 斉明天皇を殺した鬼
  • 第2章 鬼が「もの」と呼ばれたのはなぜか
  • 第3章 まつろわぬ鬼神とヤマトタケルと天皇—『古事記』にない「鬼」表記が『日本書紀』にあるのはなぜか
  • 第4章 人を食う「目一つの鬼」と生贄
  • 第5章 女を食う鬼と人身御供
  • 第6章 人を食う鬼と天皇
  • 第7章 天皇の后を犯す鬼
  • 第8章 「おに」の語源と陰陽師と修験者
  • 第9章 鬼と童子と天皇—八瀬童子をめぐって
  • 第10章 鬼・まれびと・荒魂
  • 第11章 鬼・境界・蓑笠・影

「BOOKデータベース」 より

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