数学に魅せられた明治人の生涯
著者
書誌事項
数学に魅せられた明治人の生涯
(ちくま文庫, [ほ-16-4])
筑摩書房, 2012.2
- タイトル別名
-
ある数学狂の一世紀 : まぼろしの定理に憑かれた男
- タイトル読み
-
スウガク ニ ミセラレタ メイジジン ノ ショウガイ
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注記
「ある数学狂の一世紀 : まぼろしの定理に憑かれた男」 (講談社, 1976年刊) の改題, 加筆訂正
叢書番号はブックジャケットによる
主な参考文献: p317-318
内容説明・目次
内容説明
ある新聞の片隅に、「ナゾの『フェルマー定理』を解く」という記事が掲載された。百一歳の老人が三十六年を費やして、その謎に挑んだというのである。記事によれば、彼は日清・日露を召集兵として戦い、その後は中学教師になり、1930年には村長も務めた。彼は晩年を、なぜ一見奇矯な試みに捧げたのか。数学の才能に恵まれた一庶民が明治・大正・昭和を懸命に生き抜く姿を通して、近代日本の哀歓と功罪を描くノンフィクション・ノベル。
目次
- 1 出会いのとき
- 2 清国との戦闘で…
- 3 庶民の小節
- 4 数学狂の村長
- 5 冷めた観察者
- 6 孤影の営み
「BOOKデータベース」 より