3・11に問われて : ひとびとの経験をめぐる考察
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3・11に問われて : ひとびとの経験をめぐる考察
岩波書店, 2012.2
- タイトル読み
-
3.11 ニ トワレテ : ヒトビト ノ ケイケン オ メグル コウサツ
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注記
そのほかの著者: テッサ・モーリス-スズキ, 苅谷剛彦, 吉見俊哉, 杉田敦, 葉上太郎
内容説明・目次
内容説明
震災・大津波と原発事故の同時発生、その後の危機と混乱は、この社会がはらむ矛盾を一挙に明るみに出した。そこからは、科学・技術、経済、地域間関係、政治、消費生活といったあらゆる分野に及ぶ深刻な問題群が露呈したのである。この破局的な出来事のなかで、ひとびとは何を経験したのか。そして私たちは、この「3・11」という出来事から何を問われているのか。本書は、近代や戦後など歴史的な視座と国内外を貫く問題意識に根ざしながら、この問いを深く掘り下げ、今後の思考や行動への糸口を探る試みである。
目次
- ルポ ひとびとの3・11 津波の現場から—岩手県山田町 記憶と記録と体験と
- 座談会 津波被災地から考える
- 海猫と学校
- 津波後—ローカル、リージョナル、グローバルな復興への道筋
- ルポ ひとびとの3・11 原発避難の現場から—福島県大熊町 帰れる?帰れない帰らない
- 座談会 原発危機のただなかで
- 福島で遭遇する二つのラッキードラゴン—放射能下のアートの転生
- 三・一一以後の論理と心理
- 放射能の雨のなかをアメリカの傘さして—「長い戦後」と核をめぐる省察
「BOOKデータベース」 より