近代文学の古層とその変容
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近代文学の古層とその変容
双文社出版, 2012.2
- タイトル読み
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キンダイ ブンガク ノ コソウ ト ソノ ヘンヨウ
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内容説明・目次
内容説明
語り芸能や古典、制度や民俗などの古層との対話/葛藤によって生まれた作品たち。それらが踏まえ、変え、新たに建てようとしたものをみつめる。“語り手”や“話型”を問うことと、“差別”や“境界”を問うことを重ねて考える試み。
目次
- 1 (語り手の近代—森鴎外「山椒大夫」論;森鴎外と大嘗祭—「盛儀私記」「最後の一句」など;定型という戒め—島崎藤村「破戒」論)
- 2 (“模倣”のゆくえ—三島由紀夫「橋づくし」の場合;しんとく丸の二十世紀—三島由紀夫「弱法師」、寺山修司「身毒丸」など;増殖折口学、キャラクターとしての折口信夫—大塚英志・森美夏「木島日記」その他)
- 3 (梛子の実と柳田国男「海上の道」—文学と民俗学の交叉;古代幻視の構造 折口信夫のことば—天皇霊・みこともち・語部;栢のこと—「死者の書」の木)
- 4 (柳田国男「遠野物語」・夏目漱石「夢十夜」・田山花袋「生」など—「事実」と「境界」;川端康成と北條民雄—書簡を中心に;「異」なる声—小沼丹を視座とした井伏鱒二作品の一断面;太宰治と井伏鱒二—「葛原勾当日記」をめぐる;井伏鱒二「駅前旅館」—「宿」のこと;安岡章太郎「球の行方」論)
「BOOKデータベース」 より