くそったれ、美しきパリの12か月
著者
書誌事項
くそったれ、美しきパリの12か月
(ヴィレッジブックス)
ヴィレッジブックス, 2008.2
- タイトル別名
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A year in the merde
- タイトル読み
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クソッタレ ウツクシキ パリ ノ 12カゲツ
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内容説明・目次
内容説明
「女は申し分のない下着を身につけている」が、「ぜったいあの国には行くな」友人のアドバイスは的確だったかもしれないが、フランスの会社にヘッドハンティングされたイギリス男のポールは、下着を確認するべく、パリ行きを決めたのだった。もちろんそんなチャンスはすぐに訪れるはずもなく、街を歩けば犬の糞を踏んづけ、イギリス人のプライドをさんざんくじかれ、世の常識はどこにあるのか途方に暮れるのであった…。好奇心と欲望とユーモアを武器に果たしてポールはどうやってサバイブしていくのか。異文化に憧れ、失望し、そして理解するのに役立つ一冊。
目次
- 9月 犬猿の仲—どうしてフランス人は英語を話す人間を信用しないのか。とりわけ(僕のように)フランス語を話せない者を。
- 10月 糞を踏む—観光スポットであれほかの場所であれ、パリの街を歩けば糞を踏む。その言葉どおりの意味と象徴としての意味。
- 11月 我が家でくつろぐように—部屋探し。屋根裏部屋の神話。床板に穴の開いた共用トイレはロマンチックか否か。
- 12月 美食の大国—フランスに暮らしてずいぶん舌も肥えたけれど、あえてイギリスの食べ物にノスタルジアを感じてみよう。
- 1月 田舎の別荘—フランスの田舎にある掘り出し物の物件。胡散臭いほど安いコテージを買うことについて。
- 2月 戦いではなく、愛を—イラク戦争の影迫る。フランス流の性の手ほどきによってラテンの男に生まれ変わる。
- 3月 座薬の喜び—なんとも寛大なフランスの医療システム。「裏口を活用した治療」を身をもって体験する。
- 4月 自由、平等、くそまみれ—結局のところ、フランス人は英語を話す人間にかなりの好意を抱いている。エキゾチックなフロレンスにおいては、とくにその傾向あり。
- 5月 1963年とそのあれこれ—いくつもの長い週末、消化すべき有給休暇、避けがたいストライキ。その年の仕事を五月の一日までに終わせておかなければ、あとあとやっかいになることは、フランス人なら誰でも知っている。
「BOOKデータベース」 より