少年曲馬団
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少年曲馬団
(講談社文庫, [は-58-6],
講談社, 2012.2
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ショウネン キョクバダン
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注記
2008年7月刊の文庫化
参考・引用文献: 下 p388
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062771900
内容説明
惟朔は、どうしても小学校に通えないのだった。昭和三十年代後半、府中刑務所のそばの、母子寮で暮らす母と惟朔、妹の薫。貧しいが原っぱの日溜まりのような呑気さがそこにはあった。ある日突然、父親との同居が始まり、惟朔の暮らしは一変する—。自伝的作品『百万遍』へと続く小学校一年から四年まで。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062771917
内容説明
入院していた父は家へ戻り、壮絶な最期を迎える。惟朔は、父親の常軌を逸した支配から、突然放たれたのだ。相変わらず学校には行かず、なっちゃんという看護婦さんや、片山さんという同級生に心を寄せて、秘密の時間を持つ。宙ぶらりんの心を抱えて迷走する少年が追いやられた場所は、あまりに惨かった—。性の目覚めは、すぐそこだ。惟朔少年の、ヰタ・セクスアリス。
「BOOKデータベース」 より