食べるギリシア人 : 古典文学グルメ紀行
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食べるギリシア人 : 古典文学グルメ紀行
(岩波新書, 新赤版 1360)
岩波書店, 2012.3
- タイトル読み
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タベル ギリシアジン : コテン ブンガク グルメ キコウ
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注記
引用文献一覧: p197-198
内容説明・目次
内容説明
英雄アキレウスは何を食べていたか?アテナイ市民は大の魚好きだった?二日酔いにキャベツが効く?なぜ悲劇には食事の場面がない?—食文化の手がかりを求めて広くギリシア古典を渉猟し、人類普遍の営みの描写に古代の人間観を読み解く。
目次
- 1 英雄たちの食—叙事詩を読み解く(アキレウスの味覚—串刺しの肉塊;食いしん坊オデュッセウス—魚は食うや食わざるや;鯨飲馬食の徒—古代ギリシア大食い比べ)
- 2 酒のなかに「真」あり—抒情詩に浮かぶ人の世(酒の歌、恋の歌—酒仙詩人列伝;二日酔いにはキャベツ—英雄たちも飲んだ水割りワイン)
- 3 庶民のレシピ—喜劇は語る(農夫の食卓—小山羊の煮込みときらめく葡萄酒;ディオゲネスは蛸の刺身で死んだ?—魚食のアテナイ人;蒲焼はやはりきつね色—大好物の鰻;古代ギリシアの買い物ブギ—魚屋とのバトル)
- 4 食卓の周辺(絶食するパイドラ—なぜ悲劇に「食」が少ないか;英雄も「寝転んで」食べたか?—「寝椅子」のはじまり;パンで手を拭く—手掴み食のマナー;「影法師」から始まる?—食客の系譜;古代トイレ事情—海綿のウォシュレット)
「BOOKデータベース」 より