壺霊
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壺霊
(カドカワ・エンタテインメント)
角川書店, 2011.11 , 角川グループパブリッシング (発売)
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注記
平成20年12月に角川書店より刊行された単行本をノベルズ化したもの
装丁 : 鈴木久美(角川書店装丁室)
装画 : 牧野千穂
本文イラスト : 小林由枝
内容説明・目次
- 巻冊次
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下 ISBN 9784041100813
内容説明
800年の時を生き“紫式部”と名付けられた高麗青磁の壺と佳奈の行方を追う浅見光彦。そうした中、千寿の許に「首塚大明神へ“紫式部”の壺を取りに行け」という速達が届く。佳奈はまだ生きているのか、それとも罠なのか—?したたかで美しい京の女たちに人知れず暗躍する男衆。壼をめぐる様々な思惑に翻弄されながらも、浅見は壼の魔力によって引き起こされた過去の事件をも解き明かしていく。安井金比羅宮を皮切りに紫式部の墓、化野念仏寺、幽霊子育餡本舗、亀岡、大将軍八神社、首塚大明神…。縦横無尽に京都を駆け巡り、浅見が見つけ出した全ての事件を繋ぐ線とは。予想もつかない展開の連続!古の都・京都を舞台に繰り広げられる雅やかな文芸ミステリー。
- 巻冊次
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上 ISBN 9784041100820
内容説明
京都の老舗古美術店「正雲堂」の嫁、伊丹佳奈が行方をくらました。彼女が嫁ぐ際に持参してきた高価な高麗青滋の壼“紫式部”も一緒に姿を消したという—。兄・陽一郎から伊丹家の事件について相談された浅見光彦は、町家暮らしという条件に惹かれて錦繍の京都に赴く。依頼人である佳奈の娘、千寿から手掛かりとして差し出されたのは縁切り神社・安井金比羅宮の形代。そこには佳奈と夫の離縁を祈願する内容と、見知らぬ女性の名前と住所が記されていた。だが、その住所が示した先とはなんと紫式部の墓。しかも壼を“紫式部”と名付けた男は7年前に変死しているという。奇妙なまでの符合に、浅見は古都に漂う底知れぬ妖気を感じる。そんな中、佳奈が追っていたと思われる女性が清水寺の裏手で他殺体で発見され…。“紫式部”がもたらす厄災の正体とは。京情緒あふれる傑作長編。
「BOOKデータベース」 より