臨床知と徴候知
著者
書誌事項
臨床知と徴候知
(佐賀大学文化教育学部研究叢書, 7)
作品社, 2012.3
- タイトル読み
-
リンショウチ ト チョウコウチ
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注記
文献あり
内容説明・目次
内容説明
人文社会学の“知”の可能性は何処にあるのか?対象との相互関与的な関係のあり方の中で働きだす知=「臨床知」と歴史の中の隠された鉱脈を察知する能力=「徴候知」、そして学問の“現場”から、新しい知の胎動をあきらかにする。
目次
- 第1部 臨床/徴候の知から社会を読み解く(世界をリネームせよ!—名前のための“臨床的”闘争;恋愛・結婚の臨床学—現代日本社会の「恋愛のカタチ」;グローバルな政治空間の徴候診断—デモクラシーとコスモポリタニズムの葛藤;「できないこと」の科学—科学的知識に向かう臨床知の方法)
- 第2部 臨床/徴候の知から歴史を読み解く(歴史の徴候としての物質文化—考古学の立場から;江戸時代の明楽受容に見る「徴候知」)
- 第3部 臨床/徴候の知から文化を読み解く(ナサニエル・ホーソーンの「徴候小説」;徴候学と幻想文学—あるいはいかにして化け物を描くのか;徴候と予表—聖書に表れるタブーの女たちが紡ぐ運命の赤い糸)
- 第4部 シンポジウム「知の現場力とは何か」
「BOOKデータベース」 より