東洋意識 : 夢想と現実のあいだ1887-1953
著者
書誌事項
東洋意識 : 夢想と現実のあいだ1887-1953
ミネルヴァ書房, 2012.4
- タイトル別名
-
Oriental consciousness between reverie and reality 1887-1953
東洋意識 : 夢想と現実のあいだ : 一八八七-一九五三
東洋意識夢想と現実のあいだ : 1887-1953
- タイトル読み
-
トウヨウ イシキ : ムソウ ト ゲンジツ ノ アイダ 1887-1953
大学図書館所蔵 全124件
この図書・雑誌をさがす
注記
タイトルは奥付による
欧文タイトル: Oriental Consciousness between Reverie and Reality1887-1953
内容: 本書の主旨と目標 -- まえがきに代えて, 共同研究の構想と概要 —— 導入のために, 第I部: 「東洋」イメージの変遷と葛藤(第1章「「岡倉天心」神話と「アジアは一つ」論の形成」-第3章「レーヴィットと日本」), 第II部: 東洋人の自意識(第4章「潘飛声をめぐって」-第6章「東洋近代知識人の二種の選択」), 第III部: 東西融合の夢と現実(第7章「高島北海の「東洋画」観と西洋」-第9章「「東アジア」美術のなかの日本美術」), 第IV部: 演出される「東洋」(第10章「一九三五年のロンドンにおける「中国芸術国際展覧会」」-第12章「右翼雑誌『原理日本』における「日本美術史」と同時代美術批判」), 第V部: 美的東洋の探究と桎梏(第13章「日本美学の範疇論の論理学的可否を問う」-第15章「「横溢する半」の美学」), 第VI部: 経営事業としての「東洋」(第16章「帝国支配と文化交流の間」-第18章「朝鮮博覧会(一九二九年)の文化住宅展示と京城の空間形成」), 終章: 『源氏物語』の評価と日本文化の評価 —— 西洋文明至上主義者チェンバレンとウェイリーの隠微な論争, 本論文集の構成 —— あとがきに代えて, 「東洋美学・東洋的思惟を問う」共同研究会の経緯・活動記録(研究報告リスト), 事項索引, 本文中の主要文献・雑誌名・作品名索引, 人名索引, Table of Contents (in English), 執筆者紹介
収録内容
- 本書の主旨と目標 : まえがきに代えて / 稲賀繁美 [執筆]
- 共同研究の構想と概要 : 導入のために / 稲賀繁美 [執筆]
- 「岡倉天心」神話と「アジアは一つ」論の形成 / 木下長宏 [執筆]
- 「オリエンタリズム批判」再考 : 中央官展の〈台湾〉表象を例として / 千葉慶 [執筆]
- レーヴィットと日本 : 文化の複層性をめぐる一考察 / 小田部胤久 [執筆]
- 潘飛声をめぐって : ベルリン大学附属「東洋語学校」講師を務めた清国人 / 古田島洋介 [執筆]
- 李王の外遊 : 朝鮮王が見た西欧 / 李建志 [執筆]
- 東洋近代知識人の二種の選択 : 周作人晩年の小品を読む / 劉岸偉 [執筆]
- 高島北海の「東洋画」観と西洋 / 鵜飼敦子 [執筆]
- セザンヌの変貌 : 「革命の画家」から「西洋の隠者」へ / 稲賀繁美 [執筆]
- 「東アジア」美術のなかの日本美術 : 近代ドイツの「東亜美術協会」の活動をとおして / 安松みゆき [執筆]
- 一九三五年のロンドンにおける「中国芸術国際展覧会」 : 中国の伝統的芸術・文化に関する英国知識人の言説の検証を指標に / 範麗雅 [執筆]
- 日本の東洋美術史と瀧精一 : 中国美術史編纂をめぐる国際的・学際的競合 / 藤原貞朗 [執筆]
- 右翼雑誌『原理日本』における「日本美術史」と同時代美術批判 / 足立元 [執筆]
- 日本美学の範疇論の論理学的可否を問う : 「崇高」を一例として / 濱下昌宏 [執筆]
- 鼓常良における日本的様式としての"Rahmenlosigkeit" : 空間美学からの比較美学的可能性 / 金田晉 [執筆]
- 「横溢する半」の美学 : 西洋の「全体性」存在論との対話へ / 大橋良介 [執筆]
- 帝国支配と文化交流の間 : ブリティッシュ・カウンシルのインド進出をめぐって / 佐野真由子 [執筆]
- パリ・東京・仏領インドシナ : 親仏派日本人美術家の系譜 : 黒田清輝から藤田嗣治へ / 林洋子 [執筆]
- 朝鮮博覧会(一九二九年)の文化住宅展示と京城の空間形成 / 朴美貞 [執筆]
- 『源氏物語』の評価と日本文化の評価 : 西洋文明至上主義者チェンバレンとウェイリーの隠微な論争 / 平川祐弘 [執筆]
- 本論文集の構成 : あとがきに代えて / 稲賀繁美 [執筆]
内容説明・目次
目次
- 共同研究の構想と概要—導入のために
- 第1部 「東洋」イメージの変遷と葛藤
- 第2部 東洋人の自意識
- 第3部 東西融合の夢と現実
- 第4部 演出される「東洋」
- 第5部 美的東洋の探究と桎梏
- 第6部 経営事業としての「東洋」
- 本論文集の構成—あとがきに代えて
「BOOKデータベース」 より