書誌事項

昭和短歌の精神史

三枝昂之 [編著]

(角川文庫, 17329)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.3

タイトル別名

角川ソフィア文庫

タイトル読み

ショウワ タンカ ノ セイシンシ

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注記

参考文献: 章末

人名・書名・雑誌索引: p522-533, 初句索引: p533-543

ブックジャケットに「角川ソフィア文庫」の記載あり

奥付に「SP D-131-1」の記載あり

内容説明・目次

内容説明

国民歌を作詞せざるを得なかった斎藤茂吉、愛息を失った悲しみを日本最長の長歌に込めた窪田空穂。歌人たちのありのままの生活や想いを、新聞や雑誌、個々の歌集に戻りながら再現。一首一首を丹念に読み解くことで、彼らの内面と戦争から敗戦を経て占領期へと変遷する、時代の空気や閉塞感を浮かび上がらせる。既存の短歌史には収まらない、著者渾身の新しい試み。第56回芸術選奨文部科学大臣賞(評論その他部門)ほか受賞作。

目次

  • 第1部(花ひらく自由律;発端—老父は門べに旗ふりてをり;歌人たちの国民歌;分水嶺(1)紀元二千六百年奉祝歌集;分水嶺(2)大日本歌人協会解散事件;分水嶺(3)『新風十人』;戦時下の青春;満州という幻想)
  • 第2部(国難来る、国難は来る—歌人たちの大東亜戦争;還るうつつは想はねど—学徒たちの戦争;幾世し積まば国は栄えむ—歌人たちの敗戦;草よ繁るな—短歌の中の沖縄戦;海山の嘆き—歌人たちの八月十五日;彼等皆死せるにあらず—悲歌と慟哭;斎藤茂吉日記「八月十四日ヲ忘ル丶ナカレ」考)
  • 第3部(歌誌の戦後史;検閲、もう一つの戦争—占領期文化1;戦犯、短歌の昭和二十一年—占領期文化2;第二芸術論—占領期文化(3);傍観という良心—戦後短歌(1)近藤芳美;生れたければ生れてみよ—戦後短歌(2)宮柊二;液化するピアノ—前衛短歌・塚本邦雄;占領が終わった日;終わりなき八月—竹山広の戦後六十年)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB08924285
  • ISBN
    • 9784044054045
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京,東京
  • ページ数/冊数
    543p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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