世界の感覚と生の気分
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世界の感覚と生の気分
ナカニシヤ出版, 2012.3
- タイトル読み
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セカイ ノ カンカク ト セイ ノ キブン
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内容説明・目次
内容説明
世界の豊かさや生の実感の回復を目指す哲学的人間学。共感・気分・雰囲気など「感性的なもの」による世界の捉え直しを、哲学・美学・心理学という多方面から探究する論文集。
目次
- 1 醸し出される趣き(情念論小史—心身問題を中心にして;情趣と味わい;気分と兆候—モンテーニュにおける「無為」をめぐって)
- 2 つながる思い(共通知としての「良心」—その始まりと神の問題;描かれた中国磁器—静物画に見るオランダという表象;ヨーロッパ風景画の雰囲気と文化風土)
- 3 生の気分(世代と気分—ヘーゲルの哲学的人間学における世代論を手がかりに;生の諸相;「気分」から探る乳児の世界)
- 4 世界の感覚(酒宴の表象—ゼーバルト・ベーハム『ケルミス大版画』の分析;自己と他者の曖昧な境界;美的情動のアンビヴァレンス—カント、シラー、美学イデオロギー批判;自然の心—アニミズムは環境危機から世界を救うか)
「BOOKデータベース」 より