文学が教育にできること : 「読むこと」の秘鑰
著者
書誌事項
文学が教育にできること : 「読むこと」の秘鑰
教育出版, 2012.3
- タイトル別名
-
文学が教育にできること : 読むことの秘鑰
- タイトル読み
-
ブンガク ガ キョウイク ニ デキル コト : ヨム コト ノ ヒヤク
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注記
その他の執筆者: 服部康喜, 馬場重行, 助川幸逸郎ほか
内容説明・目次
内容説明
ポスト・ポストモダンの時代に文学が教育にできることとは?「読むこと」の秘鑰が「夢の読者共同体」を創り出す。“第三項”と“語り”をめぐる探究へ。
目次
- “第三項”と“語り”、ここから始まる。—「まえがき」として
- 芥川龍之介『蜘蛛の糸』—“鈴木三重吉の呪い”を超えて‐童話『蜘蛛の糸』の誕生
- あまんきみこ『おにたのぼうし』—『おにたのぼうし』の“語り”とプロット‐ポストモダンの入口と出口
- 新美南吉『ごんぎつね』—『ごんぎつね』試論‐「物語」による共生
- 今西祐行『一つの花』—「父」のいない楽土‐寓話として『一つの花』を読む
- 宮澤賢治『注文の多い料理店』—鏡のような物語/「紙くづのやうになった」顔の語り手‐宮澤賢治『注文の多い料理店』論
- 宮澤賢治『オツベルと象』—『オツベルと象』‐その語りを読む
- ヘルマン・ヘッセ『少年の日の思い出』—『少年の日の思い出』、その“語り”から深層の構造へ‐「光」と「闇」の交錯を通して見えてくる世界
- 太宰治『走れメロス』—『走れメロス』
- 魯迅『故郷』—『故郷』(魯迅)における二重映しの“月”の風景と“無”の思想〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より