全-生活論 : 転形期の公共空間

Bibliographic Information

全-生活論 : 転形期の公共空間

篠原雅武著

以文社, 2012.4

Other Title

全生活論 : 転形期の公共空間

Title Transcription

ゼン-セイカツロン : テンケイキ ノ コウキョウ クウカン

Available at  / 81 libraries

Description and Table of Contents

Description

私たちはなぜ自らの“痛み”を言葉にするのをやめてしまったのか?新進気鋭の思想家が、自身の感覚を研ぎ澄まし、「生活の哲学」の蘇生に賭けた、渾身の書き下ろし。生活という組織体が壊れ、失調し、荒んでいくということを、全体性の死滅という観点から、論じていく。

Table of Contents

  • 序章 生活の失調(生活への問い;本書の概要)
  • 第1章 公共性と生活(公共領域の衰退が問題なのか;監視と放置;「開かれた公共性」の陥穽;抽象化と停滞;アソシエーションと公共性;分子的領域の失調)
  • 第2章 装置と例外空間(刺激と無関心;無関心装置;装置と生活様式の変貌;装置の非対称的な配備;例外空間)
  • 第3章 誰にも出会えない体制(養育の場の失調;生産性の論理と子殺し;子どもコレクティブという実験;生産性の論理からの解放;誰にも会えない体制、抑圧/被抑圧の関係性;痛みと出会い)
  • 第4章 開発と棄民(植民地主義という関係形式;高度経済成長と生活破壊;「暗闇の思想」の現代的意義;資本への対抗か、反植民地主義か;棄民化)
  • 第5章 生活世界の蘇生のために(失調と事故;権利をもつ権利;消費主義からの覚醒;精神の私有化と破局的状況の深刻化;廃墟に埋もれた未発の未来;生活を織り成す;解きほぐすこと)

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BB09173767
  • ISBN
    • 9784753103027
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    225p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
Page Top