震災・核災害の時代と歴史学
著者
書誌事項
震災・核災害の時代と歴史学
青木書店, 2012.5
- タイトル別名
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The role of historical science in the face of great earthquakes and nuclear disaster
震災核災害の時代と歴史学
- タイトル読み
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シンサイ カク サイガイ ノ ジダイ ト レキシガク
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
刊行にあたって(佐藤美弥), I: 東日本大震災と歴史学 -- 災害と環境(「東日本大震災と歴史の見方」-「足尾銅山鉱毒事件の歴史的意義」), II: 原発と歴史学 -- 「原子力」開発の近現代史(「マンハッタン計画の現在」-「原子力発電と差別の再生産」), III: 地域社会とメディア -- 震災「復興」における歴史学の役割(「東日本大震災と歴史学」-「関東大震災時の朝鮮人虐殺と向きあう」), IV: 史資料ネットワークによる取り組み(「被災地の歴史資料を守る」-「長野県栄村における文化財保全活動と保全の理念」), IV: 資料編(「貞観十一年の震災と外寇」, 「自治体史のなかの原発」), IV: 災害と歴史学 ブックガイド, 執筆者紹介
災害と歴史学ブックガイド: p[313]-330
参考文献あり
収録内容
- 東日本大震災と歴史の見方 / 平川新 [執筆]
- 地震・原発と歴史環境学 : 九世紀史研究の立場から / 保立道久 [執筆]
- 東日本大震災と前近代史研究 / 矢田俊文 [執筆]
- 災害にみる救援の歴史 : 災害社会史の可能性 / 北原糸子 [執筆]
- 足尾銅山鉱毒事件の歴史的意義 : 足尾・水俣・福島をつないで考える / 小松裕 [執筆]
- マンハッタン計画の現在 / 平田光司 [執筆]
- 日本最初の原子力発電所の導入過程 : イギリスエネルギー省文書「日本への原子力発電所の輸出」を中心に / 有馬哲夫 [執筆]
- 占領下日本の「原子力」イメージ : 原爆と原発にあこがれた両義的心性 / 加藤哲郎 [執筆]
- 原発と地域社会 : 福島第一原発事故の歴史的前提 / 中嶋久人 [執筆]
- 原子力発電と差別の再生産 : ミネソタ州プレイリー・アイランド原子力発電所と先住民 / 石山徳子 [執筆]
- 東日本大震災と歴史学 : 歴史研究者として何ができるのか / 奥村弘 [執筆]
- 東日本大震災からの復興をめぐる二つの道 : 「惨事便乗型復興」か、「人間の復興」か / 岡田知弘 [執筆]
- 記録を創り、残すということ / 三宅明正 [執筆]
- 言論の自由がメルトダウンするとき : 原発事故をめぐる言説の政治経済学 / 安村直己 [執筆]
- 関東大震災時の朝鮮人虐殺と向きあう : 災害時の公権力と共同性をめぐって / 藤野裕子 [執筆]
- 被災地の歴史資料を守る : 東日本大震災・宮城資料ネットの活動 / 佐藤大介 [執筆]
- 福島県における歴史資料保全活動の現況と課題 / 阿部浩一 [執筆]
- 茨城文化財・歴史資料救済・保全ネットワーク準備会(茨城史料ネット)の資料救出活動 / 白井哲哉 [執筆]
- 長野県栄村における文化財保全活動と保全の理念 / 白水智 [執筆]
- 貞観十一年の震災と外寇 / 石井正敏 [執筆]
- 自治体史のなかの原発 / 棚井仁 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
「3・11」後の歴史学のあり方を問う。書き下ろし論考・史資料を多数収録。
目次
- 1 東日本大震災と歴史学—災害と環境
- 2 原発と歴史学—「原子力」開発の近現代史
- 3 地域社会とメディア—震災「復興」における歴史学の役割
- 4 史資料ネットワークによる取り組み
- 5 資料編
- 6 災害と歴史学ブックガイド
「BOOKデータベース」 より