フレキシブル人事の失敗 : 日本とアメリカの経験
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フレキシブル人事の失敗 : 日本とアメリカの経験
旬報社, 2012.5
- タイトル読み
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フレキシブル ジンジ ノ シッパイ : ニホン ト アメリカ ノ ケイケン
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
日本企業の変化の方向は、成果主義、終身雇用からの脱却、雇用形態の多様化(非正規雇用の拡大)、経営者報酬の高額化、市場競争力の重視など、まるでアメリカの人事労務に向かっているかのようである。他方で、アメリカ企業の変化の方向は、職務給からの脱却、能力・コンピテンシー重視の人事、能力開発重視、経営主導の人的資源管理の導入など、まるで日本の人事労務に似たものに向かっているかのように見える。実際はどうなのだろうか。人事労務のフレキシビリゼーションの具体的な内容を探り、現実の中から働く人びとにとって「働きがいのある人間らしい仕事」(ディーセント・ワーク)の実現に何が必要かを展望する。
目次
- 序 企業経営と雇用の世界で何が起こっているのか
- 第1章 日本はアメリカを追っているのか—人事労務「改革」の末路(ドーアの嘆きとジャコービィの問題提起;「改革」を促したもの;「改革」の始まり—日経連の「新時代の『日本的経営』」;人事労務管理「改革」の現実;市場志向とアメリカ化の実相)
- 第2章 アメリカン・ドリームの崩壊(アメリカが追いかけてきたもの—一九八〇年代以前;アメリカの変化—一九八〇年代以降;アメリカの人事労務管理「改革」の現実;分水嶺としての一九八〇年代)
- 第3章 企業競争力を超えたディーセント・ワークに向かって(アメリカの可能性;日本の可能性)
「BOOKデータベース」 より