未像の大国 : 日本の建築メディアにおける中国認識

書誌事項

未像の大国 : 日本の建築メディアにおける中国認識

松原弘典著

鹿島出版会, 2012.5

タイトル別名

未像の大国 : 日本の建築メディアにおける中国認識

日本の建築界における中国認識 : 建築メディアにおけるその構造

タイトル読み

ミゾウ ノ タイコク : ニホン ノ ケンチク メディア ニオケル チュウゴク ニンシキ

注記

博士論文「日本の建築界における中国認識--建築メディアにおけるその構造--」(東京大学, 2011年) を祖型としたもの

引用・参考文献: p388-394

内容説明・目次

内容説明

日本の建築界は「技術」と「社会」と「場所」の三つの視点から、中国の動静に目を配り続けてきた。明治の時代から建築専門誌が報じた記事の数々を読み解くと、隣国を完全な他者として捉えきれない日本の姿が浮かび上がる。『建築雑誌』『新建築』『日経アーキテクチュア』に掲載された厖大な中国関連記事を渉猟しながら、つねに揺れ動いてきた日本人の中国観の変遷をたどる。日本と中国を拠点に活動する建築家による、まったく新しい中国認識の歴史。日本建築界で中国を見てきた専門家一〇人へのインタビューを収録。

目次

  • 第1章 近現代の日本建築界における中国認識—『建築雑誌』の分析(一八八七‐二〇〇八)(『建築雑誌』の中国関連記事;『建築雑誌』の中国観)
  • 第2章 現代の日本建築界における中国認識—『建築雑誌』『新建築』『日経アーキテクチュア』の分析(一九八五‐二〇〇八)(三誌の中国関連記事;三誌の中国観)
  • 第3章 日本建築界の反復中国観における中国認識—三つの建築メディアに繰り返される中国観の分析(繰り返される中国観の論点と論調;繰り返される論調の傾向)
  • 終章 日本の建築メディアにおける中国認識—未像の大国(研究のねらいと成果;研究の三つの主題についての結論;研究の結果に対する展望と考察)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
ページトップへ