この世の全部を敵に回して
著者
書誌事項
この世の全部を敵に回して
(小学館文庫, [し12-1])
小学館, 2012.4
- タイトル読み
-
コノヨ ノ ゼンブ オ テキ ニ マワシテ
大学図書館所蔵 件 / 全9件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
2008年刊の加筆改稿
カバーデザイン: 山田満明
内容説明・目次
内容説明
「私には一人の息子と一人の娘、妻がいる。私は子供たちのことも妻のことも愛してはいない」「ほんとうに人間は癌のような存在だ。生みの親であるこの地球の生命存続のシステムから一人離脱して、そのシステムをいいように破壊し、無秩序に繁殖しているのだ」五十三歳の妻子ある男の手記は、一見このような人間への全否定の言説で埋め尽くされていく。しかし、彼は、呪詛めいた思いのために、この手記を綴ったのではなかった。白石文学の礎をなすと同時に、最高到達点となる問題作、待望の文庫化。
「BOOKデータベース」 より