密通によって生まれた人間の生

書誌事項

密通によって生まれた人間の生

望月郁子著

(源氏物語は読めているのか / 望月郁子著, 新 ; 3)

笠間書院, 2012.5

タイトル別名

密通によって生まれた人間の生

タイトル読み

ミッツウ ニヨッテ ウマレタ ニンゲン ノ セイ

内容説明・目次

内容説明

若菜下巻からの主要テーマである“密通”。物語は“密通”によって生まれた人間(柏木・玉鬘・薫・浮舟)の生きざまを描き出す。琴・笛など、「楽器の音色は遺伝する」という貴族社会の意識なども手掛かりに、新たな源氏物語の解釈を提示する一書。著者の源氏物語論、第五弾。

目次

  • 第1章 柏木の誕生—父頭中将の野心
  • 第2章 柏木の女三宮密通—当事者の対応
  • 第3章 柏木の女三宮密通—光源氏の対応
  • 第4章 柏木の死
  • 第5章 若菜上・下巻考—はじめに「密通」ありき
  • 第6章 薫に対する光源氏の対応
  • 第7章 若年の薫—匂兵部卿巻を中心に
  • 第8章 竹河巻の薫
  • 第9章 宇治八宮・弁・薫、浮舟

「BOOKデータベース」 より

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