「東」と「西」
著者
書誌事項
「東」と「西」
(ユーラシア世界, 1)
東京大学出版会, 2012.5
- タイトル別名
-
East and west
東と西
- タイトル読み
-
「ヒガシ」ト「ニシ」
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注記
欧文タイトルは標題紙裏による
その他の編者: 小松久男, 沼野充義, 宇山智彦
ユーラシア世界を知るためのブックガイド: p233-237
より深く知るためのブックガイド: p238-244
参考文献: 各章末
収録内容
- 「東」と「西」 : 特にロシアと東方との関係について / 宇山智彦 [執筆]
- ロシア文学における東と西 / 安岡治子 [執筆]
- 思想としての戦間期ユーラシア主義 : ロシア思想のグローバル・ヒストリー / 浜由樹子 [執筆]
- 現代ロシアのユーラシア主義の検証 : 現実政治の脈絡のなかで / 中村裕 [執筆]
- チェコ人のロシア表象と自己表象 : 中欧から見たロシア / 石川達夫 [執筆]
- ツァーリとシャーに仕えたアルメニア人 : 「言葉の箱」と呼ばれた一族の活動から / 前田弘毅 [執筆]
- カザフ知識人にとっての「東」と「西」 : 階層的国際秩序の認識と文化的精神性の希求 / 宇山智彦 [執筆]
- 複合する視線 : チュヴァシの在来信仰とロシア正教会 / 後藤正憲 [執筆]
- セルビア語の言語構造に見る「東」と「西」 : 中東欧・バルカンにおける言語接触 / 野町素己 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
東を向くとアジア、西を向くとヨーロッパ。どこからが他者でどこからが自己か。ゆらぎ、ぶつかり、かさなりあう無数の意識が「世界」を織り成す。
目次
- 総論 “東”と“西”—特にロシアと東方との関係について
- 1 「ユーラシア」という発想(ロシア文学における東と西;思想としての戦間期ユーラシア主義—ロシア思想のグローバル・ヒストリー;現代ロシアのユーラシア主義の検証—現実政治の脈絡のなかで)
- 2 “周縁”から見た“東”と“西”(チェコ人のロシア表象と自己表象—中欧から見たロシア;ツァーリとシャーに仕えたアルメニア人—「言葉の箱」と呼ばれた一族の活動から;カザフ知識人にとっての“東”と“西”—階層的国際秩序の認識と文化的精神性の希求)
- 3 東西接触による文化・社会変容(複合する視線—チュヴァシの在来信仰とロシア正教会;セルビア語の言語構造に見る“東”と“西”—中東欧・バルカンにおける言語接触)
「BOOKデータベース」 より