父トルストイの思い出
著者
書誌事項
父トルストイの思い出
(ロシア作家案内シリーズ, 9)
群像社, 2012.6
- タイトル別名
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Мои воспоминания
- タイトル読み
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チチ トルストイ ノ オモイデ
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注記
底本: Москва, 2000
内容説明・目次
内容説明
長編『戦争と平和』で世界的大作家となったレフ・トルストイを父に持ち、美しいロシアの自然にいだかれて育ったイリヤ。教育熱心な父の教えを直接受け、偉大な作家の家庭人としての日々の姿を間近に見て育った息子が父の死後まもなくつづりはじめた思い出の日々。農奴解放、戦争、皇帝暗殺—時代が大きく揺れ動いていた19世紀のロシアで常に社会の注目を浴び続けた作家である父の思想や社会活動、同時代の大作家トゥルゲーネフとの不和などの人間関係、そして世間を騒がせた晩年の家出と死まで、さまざまなエピソードの真実の姿を家族のひとりとして静かにやさしさをこめて語る超一級の回想録。
目次
- 家族の言い伝え
- 物心ついた頃
- 幼年時代の印象
- ヤースナヤ・ポリャーナの召使いたち
- 家のたたずまい
- 父の性格とわが家の宗教教育
- 勉強と遊び
- ターニャ叔母さん
- サマーラ旅行
- 父が教えた遊びと読書〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より