二〇一一年の『家族の肖像』 : ヴィスコンティとデカダンスとしての「近代」

書誌事項

二〇一一年の『家族の肖像』 : ヴィスコンティとデカダンスとしての「近代」

淺沼圭司著

彩流社, 2012.6

タイトル別名

二〇一一年の家族の肖像 : ヴィスコンティとデカダンスとしての近代

2011年の『家族の肖像』 : ヴィスコンティとデカダンスとしての「近代」

タイトル読み

ニセンジュウイチネン ノ 『カゾク ノ ショウゾウ』 : ヴィスコンティ ト デカダンス トシテノ 「キンダイ」

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内容説明・目次

内容説明

2011年3月の危機は「近代」という時代の危機であった。科学とテクノロジーによって規定された制度としての「世界」。それがすでに破綻に瀕していることをあらわにしたのが、あの「危機」だった。その「できごと」がもたらしたカオス的な状況を、ヴィスコンティ晩年の作品をとおして読み解く。

目次

  • 第1主題 芸術と科学—「教授=ビアンカ」モティーフによる(世俗と聖域;近代的な美の理想 ほか)
  • 第2主題 デカダンス—「教授=コンラッド」モティーフによる(対立し、照応するモティーフ;過去への志向 ほか)
  • 第3主題 自然と人為—「教授=リエッタ」モティーフによる(自然としてのリエッタ;人間の肯定 ほか)
  • 第4主題 政治とモラル—「コンラッド=ステーファノ」モティーフによる(政治あるいはイデオロギー;知識人 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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