乙女の古典
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乙女の古典
(中経の文庫, き-3-3)
中経出版, 2011.5
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古典に咲く恋の花たち
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オトメ ノ コテン
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Note
『古典に咲く恋の花たち』(文化出版局1983年刊)の改題、加筆修正、新編集
シリーズ巻号はジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
恋の深淵、人生の別れなどを繊細に美しく描く古典は、日本女性の宝物です。夫の裏切りを憎みながらも、「椿の花のようにいとしい夫よ」とうたわずにはいられなかった『古事記』の磐姫。風光る5月のようにさわやかな清少納言。夢を抱きながら、平凡な主婦の座に生きた更級の女などの物語を10篇紹介。
Table of Contents
- 第1章 春—花ざかりの季(『古事記』の磐姫皇后—真紅の椿のいのちの恋;『伊勢物語』—青春への郷愁をこめた恋のメモワール;『枕草子』の清少納言—光る感性につながれた主従の愛)
- 第2章 夏—燃える夏のきらめき(『和泉式部日記』—噂の女が抱きしめる孤独な魂;『源氏物語』の空蝉—拒むことによって恋を昇華させた女)
- 第3章 秋—白い秋風に寄せて(『雨月物語』浅茅が宿—亡霊となっても待ちつづけた女;『更級日記』—夢を封じこめた可憐な女の自分史;『平家物語』木曾の最期の事—死の絆に結ばれた乳きょうだい)
- 第4章 冬—冬空と星と雪と(『建礼門院右京大夫集』—縹色の空の星は恋人;『源氏物語』宇治十帖の世界—ふたつの愛の波間に漂う浮舟)
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