王朝国家政務の研究
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書誌事項
王朝国家政務の研究
吉川弘文館, 2012.7
- タイトル読み
-
オウチョウ コッカ セイム ノ ケンキュウ
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内容説明・目次
内容説明
平安時代後期の政治は儀礼や先例を重んじる形式的なもので、官吏は国家行政に対する責任感に欠けていた、とする従来の見方に修正を迫る労作。当時の太政官政治の中心とされる「定」や諸国条時定・国解慣行などを再検討して、儀礼化したと見える政務の具体相を明らかにし、太政官政治の実務を担当する弁官局・外記局とその官人の実態を解き明かす。
目次
- 摂関時代をどう理解するか
- 1 政務と儀式(太政官政務の処理手続—庁申文、南所申文、陣申文;諸国条事定と国解慣行;国司申請荘園整理令の存在)
- 2 弁官局と政務(官務家成立の歴史的背景;弁官局の機能と官宣旨—十一世紀中葉以降の官宣旨使用増加の歴史的背景;実務官人の「家」と家業の継承)
- 3 外記局と政務(外記局の停滞—軒廊御卜の二種類の召集をめぐって;清原頼隆と清原頼業の間;藤原伊通と外記局)
- 王朝国家の政務
「BOOKデータベース」 より