斎藤茂吉ノート
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書誌事項
斎藤茂吉ノート
(講談社文芸文庫, [なB9])
講談社, 2012.7
- タイトル読み
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サイトウ モキチ ノート
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注記
『斎藤茂吉ノート』(ちくま学芸文庫、1995年刊)を底本としたもの
内容説明・目次
内容説明
治安維持法違反で投獄された中野は「転向」を表明して出獄の後も、当局による監視の中、書きつづける道を選ぶ。開戦前夜、昭和一五年から一六年に書きつがれた本書は、歌壇の巨人、国家暴力、自らの人生と文学に向き合い、逡巡しながらも格闘しつづけた、魂の記録でもある。時代の激流に翻弄され、本質を見失いがちな、いまこそ読まれるべき文学評論の白眉。
目次
- 斎藤茂吉ノート(ノートをとる資格;茂吉にたいする理解;茂吉にあるわかりにくいもの;二つの青春;抽象的思惟行為における抒情;女人にかかわる歌のうち;戦争吟;茂吉の「白秋の歌一首」;短歌写生の説;個の問題;宗教的ということ;ヨーロッパと耳と;疑問的疑問一、二)
- 鑑賞と批評と—杉浦翠子の「斎藤茂吉論」および土屋文明の「斎藤茂吉論」についての断片
- 『柿本人麿』評釈篇巻之上紹介
- 茂吉断片
- はにかみの弁—加藤将之氏へ答え
- 訂正その他
「BOOKデータベース」 より