反転する福祉国家 : オランダモデルの光と影
Author(s)
Bibliographic Information
反転する福祉国家 : オランダモデルの光と影
岩波書店, 2012.7
- Other Title
-
反転する福祉国家
- Title Transcription
-
ハンテン スル フクシ コッカ : オランダ モデル ノ ヒカリ ト カゲ
Available at 295 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Note
参考文献: p223-237
政権一覧(1982-2012年): 巻末p1-2
オランダ下院議員選挙結果(1981-2010年): 巻末p3
Description and Table of Contents
Description
一九八〇年代、ワークシェアリングを通じて経済危機を脱したとされるオランダは、近年は女性や高齢者、障害者、福祉給付受給者らの就労を促す雇用・福祉改革を進め、国際的な注目を浴びている。ワーク・ライフ・バランスやフレキシキュリティを促進するなどの先駆的な改革は、福祉国家再編や社会的「包摂」の成功例とされている。しかしオランダは同時に、反イスラム感情の高まりとともに「移民排除」と「移民統合(同化)」へと大きく舵を切り、移民・難民政策を転換した。その背後には、大衆的な支持を集める新右翼政党の躍進があった。社会的「包摂」を積極的に推進しているオランダが、移民・外国人の「排除」を進めているのはなぜなのか。一見すれば対極にみえる現象に通底する論理は何なのか。「モデル」(光)と「アンチ・モデル」(影)の交差するオランダ政治を考察し、現代社会の構造的変容を浮き彫りにする。
Table of Contents
- 第1章 光と影の舞台—オランダ型福祉国家の形成と中間団体(現代政治の歴史的文脈;オランダにおける「保守主義型福祉国家」の成立;中間団体政治の形成と展開)
- 第2章 オランダモデルの光—新たな雇用・福祉国家モデルの生成(大陸型福祉国家の隘路;福祉国家改革の開始;パートタイム社会オランダ;ポスト近代社会の到来とオランダモデル)
- 第3章 オランダモデルの影—「不寛容なリベラル」というパラドクス(移民問題とフォルタイン;フォルタイン党の躍進とフォルタイン殺害;バルケネンデ政権と政策転換;ファン・ゴッホ殺害事件—テオ・ファン・ゴッホとヒルシ・アリ;ウィルデルス自由党の躍進)
- 第4章 光と影の交差—反転する福祉国家(福祉国家改革と移民;脱工業社会における言語・文化とシティズンシップ)
by "BOOK database"