西行 : 花と旅の生涯
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書誌事項
西行 : 花と旅の生涯
(新人物文庫)
新人物往来社, 2012.1
- タイトル読み
-
サイギョウ : ハナ ト タビ ノ ショウガイ
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注記
年表あり
『西行のすべて』 (1999年刊) の改題, 新編集
内容説明・目次
内容説明
「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」西行は歌で予言した通り、建久元年(一一九〇)二月十六日、花の咲き誇る満月の日に入寂した—その日から、西行は伝説の歌人となった。佐藤義清と名乗る北面の武士・西行は、二十三歳の時、妻子を捨てて突如出家する。歌と仏の道にひとり生きる一方で、崇徳上皇や平清盛、源頼朝、藤原秀衡ら時の権力者とも交渉を持ちつづけた。激動する時代と深く関わりながら、花にあこがれ歌枕を訪ねて旅立った。その矛盾に満ちた生きざまこそ、西行の最大の謎であり魅力だろう。中世という新しい時代を切り拓いた西行の数奇な一生と謎に迫る。
目次
- 西行の眼に映った清盛の時代
- 西行とその時代
- 北面の武士西行
- 西行をめぐる女たち
- 西行と高野山—勧進聖をめぐる謎
- 西行讃岐の旅—崇徳院鎮魂
- 西行陸奥の旅—歌枕と沙金勧進
- 西行の跡を慕う人々
「BOOKデータベース」 より