余剰の政治経済学
著者
書誌事項
余剰の政治経済学
(香川大学経済研究叢書, 23)
日本経済評論社, 2012.7
- タイトル読み
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ヨジョウ ノ セイジ ケイザイガク
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注記
索引: 巻末p1-5
文献一覧: 巻末p6-17
学位請求論文「流通論の展開--余剰の政治経済学」(東京大学、2006年)を大幅に加筆修正したもの
収録内容
- 市場像の源流 : 思想史的考察
- 商品論の再構成
- 貨幣機能の二重構造
- 蓄蔵貨幣の形成と資本の運動
- 労働力商品化の多型性
内容説明・目次
内容説明
旧来の市場像を根底から批判し、「余剰」という視角から市場を捉え直す試み。資本主義の歴史性を「理論」的に解き明かそうとする意欲作。
目次
- 第1章 市場像の源流—思想史的考察(奢侈に牽引される市場—ロックとヒューム;奢侈から必要へ—スミス;単純流通としての市場—マルクス;宇野弘蔵の冒頭商品論)
- 第2章 商品論の再構成(富としての余剰;商品交換と社会的再生産;“間”という外部と商人;社会的再生産と余剰)
- 第3章 貨幣機能の二重構造(価値形態論と価値尺度論;価値尺度論と流通手段論;貨幣と信頼)
- 第4章 蓄蔵貨幣の形成と資本の運動(市場と貨幣;蓄蔵貨幣概念から貨幣の資産性へ;資産性の展開)
- 第5章 労働力商品化の多型性(労働力商品論の構成;労働力の価値規定;労働過程;資本主義のもとべの労働過程・労働市場・“再生産”過程)
「BOOKデータベース」 より