書誌事項

水戸黄門「漫遊」考

金文京 [著]

(講談社学術文庫, [2128])

講談社, 2012.8

タイトル別名

水戸黄門漫遊考

タイトル読み

ミト コウモン「マンユウ」コウ

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注記

原本は1999年1月に新人物往来社より金海南の筆名で刊行

内容説明・目次

内容説明

高貴な人間が諸国をめぐっては、悪代官をこらしめる。中国の包拯に朝鮮の暗行御使と、黄門様と同類型の物語は、隣国でも庶民の絶大な支持を受けていた—。近代から中世、古代へと、時空を超えた東アジアの歴史の中に「漫遊記」の成立をさぐり、歌舞伎や講談、映画・テレビなど、日本において長く国民的人気を博し続けた謎に迫る、異色の文学研究。

目次

  • 序章 「水戸黄門」への旅立ち
  • 第1章 中国の名裁判官—物語と現実
  • 第2章 朝鮮の『春香伝』と暗行御史
  • 第3章 北条時頼から水戸黄門まで
  • 第4章 英雄伝説と神話
  • 第5章 巡遊する王
  • 第6章 芸能とスパイ
  • 第7章 『黄門漫遊記』の誕生—歌舞伎と講談
  • 第8章 明治天皇と水戸黄門
  • 第9章 『黄門漫遊記』の発展—映画とテレビ
  • 終章 水戸黄門の仲間たち

「BOOKデータベース」 より

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