昭和二十年夏、女たちの戦争
著者
書誌事項
昭和二十年夏、女たちの戦争
(角川文庫, 17488)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.7
- タイトル別名
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昭和二十年夏女たちの戦争
- タイトル読み
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ショウワ ニジュウネン ナツ オンナ タチ ノ センソウ
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注記
2010年7月刊に加筆し、文庫化したもの
『昭和二十年夏、女たちの戦争』関連年表: p282-287
内容説明・目次
内容説明
人生で最も美しい時を戦時下で過ごした5人の女たち。作家・近藤富枝、評論家・吉沢久子、女優・赤木春恵、元JICA理事長・緒方貞子、作家、評論家・吉武輝子。明日の見えない日々にも、青春の輝きがあった。妻でもなく、母でもなく、ただの若い女性だった彼女たちは、あの戦争をどのように生き抜いたか。大宅壮一ノンフィクション賞受賞の作家が綴った、あの戦争の証言を聞く、シリーズ第2弾。
目次
- 実らないのよ、なにも。好きな男がいても、寝るわけにいかない。それがあのころの世の中。それが、戦争ってものなの。(近藤富枝)
- 空襲下の東京で、夜中に『源氏物語』を読んでいました。絹の寝間着を着て、鉄兜をかぶって。本当にあのころは、生活というものがちぐはぐでした。(吉沢久子)
- 終戦直後の満洲・ハルビン。ソ連軍の監視の下で、藤山寛美さんと慰問のお芝居をしました。上演前に『インターナショナル』を合唱して。(赤木春恵)
- はじめての就職は昭和二〇年春、疎開先の軽井沢。三笠ホテルにあった外務省の連絡事務所に、毎日、自転車をこいで通いました。(緒方貞子)
- 終戦翌年の春、青山墓地で、アメリカ兵から集団暴行を受けました。一四歳でした。母にだけは言ってはいけない、そう思いました。(吉武輝子)
「BOOKデータベース」 より