線
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線
(角川文庫, 17492)
角川書店 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.7
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注記
2009年8月刊の文庫化
収録内容
- 下士官
- 糊塗
- 生木で作った墓標
- 病兵の宿
- 銃後からの手紙
- たてがみ
- 蜘蛛の糸
- 豚の顔を見た日
- お守り
内容説明・目次
内容説明
飢えとマラリア、過酷な山越えのための想像を絶する疲労の中、困難な道を進む兵隊たち。摩耗する心と体。俺はこのニューギニアの地に捨てて行かれるのか—。味方同士で疑心暗鬼に陥る隊では不信が不正を招き、不正が荒廃をはびこらせる。そんな極限状態で人間が人間らしくあることは果たして可能なのか。第二次大戦の兵站線上から名もなき兵隊たちの人間ドラマを冷徹なリアリズムであぶりだす。
「BOOKデータベース」 より