正岡子規
著者
書誌事項
正岡子規
新潮社, 2012.8
- タイトル読み
-
マサオカ シキ
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注記
初出; 「新潮」2011年1月号~12月号
参考文献: p302-304
内容説明・目次
内容説明
西洋文明の衝撃により日本の伝統文化が危機に瀕するさなか、「ホトトギス」を創刊、「写生」という新たな手法で、俳句と短歌を改革し、国民的文芸にまで高めた子規。幼いときの火事体験から、最晩年の過酷な闘病生活まで丹念にたどる子規評伝の決定版。
目次
- 士族の子—「弱味噌の泣味噌」だった幼少時代
- 哲学、詩歌、ベースボール—実は「英語が苦手」ではなかった学生時代
- 子規の歌—初めての喀血、「畏友」夏目漱石との交遊
- 小説『銀世界』と『月の都』の作者—僕ハ小説家トナルヲ欲セズ詩人トナランコトヲ欲ス
- 従軍記者子規、唐土へ渡る—恩人・陸羯南と新聞「日本」
- 「写生」の発見—画家中村不折との出会い、蕪村の俳句
- 俳句の革新—伊予松山で雑誌「ほとゝぎす」発刊
- 新体詩と漢詩—胸を打つ「父の墓」「老嫗某の墓に詣づ」、そして「正岡行」
- 短歌の改革者子規—『歌よみに与ふる書』十篇、橘曙覧の歌の発見
- 随筆『筆まかせ』から『松蘿玉液』『墨汁一滴』へ—ひたすら「生きて、書き続ける」という奇跡
- 随筆『病牀六尺』と日記『仰臥漫録』—死に向かっての「表」と「裏」の世界
- 辞世の句—友人・弟子の証言、子規の功績
「BOOKデータベース」 より