背徳の方程式 : MとSの磁力 : 見沢知廉獄中作品集
著者
書誌事項
背徳の方程式 : MとSの磁力 : 見沢知廉獄中作品集
アルファベータ, 2011.8
- タイトル読み
-
ハイトク ノ ホウテイシキ : M ト S ノ ジリョク : ミサワ チレン ゴクチュウ サクヒンシュウ
大学図書館所蔵 件 / 全2件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
収録内容
- 背徳の方程式 : MとSの磁力
- 人形 : 暗さの完成
- 七十八年の神話
- 獄中十二年
内容説明・目次
内容説明
バブル経済に浮かれる時代の外務省キャリアの一家を主人公に、サディズムとマゾヒズム、価値の変換、両極の同位性を追求した傑作。リアリズムの極致とファンタジーが交錯する(『背徳の方程式—MとSの磁力』)。若者の偏執的な愛情を描く。三次元から二次元へのスライドと狂気(『人形—暗さの完成』)。一九七八年三月二十六日の成田空港開港阻止決戦、三里塚闘争をユーモラスに描く。生き生きと描写される新左翼活動家たちの闘争は、まさに現代の神話(『七十八年の神話』)。野村秋介と見沢はともに千葉刑務所に十二年収監されていた。野村と自分とを重ね合わせた、自伝的作品(『獄中十二年』)。遺品から発見された、未発表原稿。「主観的な真実」を信じ抜いた作家の原点。
「BOOKデータベース」 より