放射性核種の海洋拡散予測解析
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放射性核種の海洋拡散予測解析
丸善出版, 2012.8
- タイトル読み
-
ホウシャセイ カクシュ ノ カイヨウ カクサン ヨソク カイセキ
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注記
参考文献: 各章末
索引あり
内容説明・目次
内容説明
放射性核種の海洋拡散問題について、観測結果との比較に基づいた流動・拡散モデルの構築と解析手法を解説したものである。著者はIAEA等の国際原子力機関での調査研究や原子力発電所海域の流動解析に実績があり、本書ではこれらで開発された各種のモデルを解説、実際の適用例を紹介。さらに2011年3月11日の福島第一原子力発電所の事故に関してもモニタリング結果をベースに海水/海底の放射能濃度の経年変化を計算し、今後の環境影響について考察。
目次
- 序章 地球環境と放射性物質の海洋拡散(地球環境問題の意味するもの;今後のエネルギーのあり方;原子力の役割;自然エネルギーの開発;原子力発電所の安全対策;放射性物質の海洋環境への移行;本書の内容)
- 1章 海水流動のモデル化(流動解析モデルの概要;力学モデルの概要;ボックスモデルによる流動解析;データ同化手法を用いた太平洋の流動解析)
- 2章 核種拡散モデル(本章の概要;核種拡散の基本的な考え方;スキャベンジングを考慮した核種拡散モデル;セディメントモデル;放射性物質の拡散モデル;海底層モデル;懸濁物質に関するパラメータ;セディメントモデルに用いるパラメータ;海底付近のパラメータ;海底境界層区分の妥当性)
- 3章 モデルの適用例(旧ソ連原子力潜水艦投棄による北極海の放射能拡散;大気圏内核実験等による太平洋の核種濃度計算;六ケ所村再処理施設の放射性廃液拡散予測;若狭湾における放射能拡散)
- 4章 福島原発から漏洩した放射能の海水/海底濃度計算(福島浜通り海域の長周期流れの特性;海水中のCs‐137の汚染レベル;使用データ;流動計算;放射性物質拡散の計算)
「BOOKデータベース」 より