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日本古代の国家と給与制

山下信一郎著

吉川弘文館, 2012.10

タイトル読み

ニホン コダイ ノ コッカ ト キュウヨセイ

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注記

博士論文 (東京大学, 1999年授与) をもとに、一書としたもの

内容説明・目次

内容説明

律令国家がその支配層である皇族・貴族、官人に支給した、運営上必要不可欠な給与制はどのような機能をはたしたのか。唐の律令制を参考としつつ、独自の改変を経て成立した、古代給与制の特質と変遷を考察。給与制総体の意義、官僚制的な関心に立った歴史的解釈、給与が授受される過程の解明など、政治的な分析から国家における給与制の意義を描く。

目次

  • 日本古代給与制研究の回顧と展望
  • 第1部 日本古代給与制の成立と展開(律令俸禄制と賜禄儀;賜禄儀の参加者をめぐって;禄令1給季禄条と古代官僚制;付論1 馬料の性格についての覚書;付論2 唐代職事官に対する給禄基準をめぐる覚書)
  • 第2部 日本古代給与制と皇親(長屋王家木簡と食封制;皇親時服料とその変遷;皇親給禄の諸問題)
  • 第3部 日本古代給与制における饗宴と禄(『延喜式』からみた節会と節禄—「賜」の考察;大臣大饗と親王;大臣大饗管見—宮司内儀礼としての饗宴と禄)
  • 第4部 日本古代給与制の変容(平安時代の給与制と位禄;古代・中世貴族の給与制変貌観)
  • まとめと課題

「BOOKデータベース」 より

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