フランス恋愛文学をたのしむ : その誕生から現在まで

書誌事項

フランス恋愛文学をたのしむ : その誕生から現在まで

東浦弘樹著

世界思想社, 2012.10

タイトル別名

Goûter la littérature amoureuse française

タイトル読み

フランス レンアイ ブンガク オ タノシム : ソノ タンジョウ カラ ゲンザイ マデ

注記

文献紹介: p277-282

本書でとりあげた作品とその歴史的背景: p283-286

内容説明・目次

内容説明

いつの時代も恋に生きる人たちがいた。苦しみ傷つきながらも誰かを愛し続ける「おろかしくもいとおしい」人間を文学は抱擁してきた。『トリスタンとイズー』から古典悲劇、ファム・ファタル小説、そして現代小説『人生は短く、欲望は果てなし』まで、フランス恋愛文学珠玉の20篇を読み解く。

目次

  • 恋愛は十二世紀の発明?—『トリスタンとイズー』
  • 恋と義務とをはかりにかけて—コルネイユ『ル・シッド』、ラシーヌ『アンドロマック』、ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』
  • ファム・ファタルのつくり方—アベ・プレヴォー『マノン・レスコー』
  • マノンの後継者たち(フランス篇)—メリメ『カルメン』、ゾラ『ナナ』
  • マノンの後継者たち(日本・アメリカ篇)—谷崎潤一郎『痴人の愛』、フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』
  • プレイボーイとプレイガール—ラクロ『危険な関係』
  • 恋愛と野心—スタンダール『赤と黒』、バルザック『ゴリオ爺さん』
  • プラトニックな不倫?—バルザック『谷間の百合』、フロベール『感情教育』、ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』
  • さわやかな恋愛小説?—サンド『愛の妖精』、ネルヴァル『シルヴィー』
  • 恋に恋する女たち—フロベール『ボヴァリー夫人』
  • 恋愛と嫉妬—ブルースと『失われた時を求めて』より「スワンの恋」
  • 愛があるなら年の差なんて—コレット『シェリ』
  • 負け組のラブストーリー?—ウェルベック『素粒子』
  • 二十一世紀のマノン・レスコー?—ラベイル『人生は短く、欲望は果てなし』

「BOOKデータベース」 より

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