井筒俊彦とイスラーム : 回想と書評
著者
書誌事項
井筒俊彦とイスラーム : 回想と書評
慶應義塾大学出版会, 2012.10
- タイトル別名
-
Toshihiko Izutsu and Islam
- タイトル読み
-
イズツ トシヒコ ト イスラーム : カイソウ ト ショヒョウ
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収録内容
- 序 : イスラーム学事始めの頃の井筒俊彦 / 坂本勉 [執筆]
- 多元的文化への偏見のない関心 : 井筒俊彦を引き継ぐために / 黒田壽郎 [述] ; 湯川武インタビュアー
- 鎌倉、軽井沢、テヘラン / 岩見隆 [述] ; 高田康一, 尾崎貴久子インタビュアー
- 共生の思想を模索する / 松本耿郎 [述] ; 野元晋インタビュアー
- 井筒俊彦の知を求める旅 : モントリオール、エラノス会議、そしてテヘラン / ヘルマン・ランドルト [述] ; 野元晋翻訳・インタビュアー
- 井筒俊彦の本質直観 / 鈴木孝夫 [述] ; 松原秀一インタビュアー
- 『アラビア語入門』 : 「井筒言語学」の曙光 / 大河原知樹 [執筆]
- 『イスラーム生誕』 : ムハンマド伝をめぐって / 後藤明 [執筆]
- 『コーラン』と『コーランを読む』 : コトバの深奥へ / 大川玲子 [執筆]
- 『意味の構造』 : 意味論的分析によるクルアーン解読 / 牧野信也 [執筆]
- 『イスラーム文化』 : 雄弁な啓蒙と呑み込まれた言葉 / 長谷部史彦 [執筆]
- 『イスラーム思想史』 : 砂漠の思想か共生の思想か / 塩尻和子 [執筆]
- 『イスラーム哲学の原像』 : 神秘主義と哲学の融合、そして「東洋」をめぐって / 野元晋 [執筆]
- 『存在認識の道』 : 井筒東洋哲学を支えるもの / 鎌田繁 [執筆]
- 『ルーミー語録』 : その意義をめぐって / 藤井守男 [執筆]
- 『ロシア的人間』 : 全一的双面性の洞見者 / 谷寿美 [執筆]
- 『超越のことば』 : 自我滅却の哲学のゆくえ / 市川裕 [執筆]
- 『神秘哲学』と『意識と本質』 : 二つの主義 / 若松英輔 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
井筒俊彦に教えを受け、彼と共働した教え子・同僚による貴重な回想と、一線で活躍する研究者による主要著作の書評とでたどる、戦後イスラーム研究史における井筒俊彦の軌跡。
目次
- 第1部 回想の井筒俊彦(多元的文化への偏見のない関心—井筒俊彦を引き継ぐために;鎌倉、軽井沢、テヘラン;共生の思想を模索する;井筒俊彦の知を求める旅—モントリオール、エラノス会議、そしてテヘラン;井筒俊彦の本質直感)
- 第2部 私の一冊(『アラビア語入門』—「井筒言語学」の曙光;『イスラーム生誕』—ムハンマド伝をめぐって;『コーラン』と『コーランを読む』—コトバの深奥へ;『意味の構造』—意味論的分析によるクルアーン読解;『イスラーム文化』—雄弁な啓蒙と呑みこまれた言葉;『イスラーム思想史』—砂漠の思想か共生の思想か;『イスラーム哲学哲学の現像』—神秘主義と哲学の融合、そして「東洋」をめぐって;『存在認識の道』—井筒東洋哲学を支えるもの;『ルーミー語録』—その意義をめぐって)
「BOOKデータベース」 より